天然酵母パン倶楽部

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箱根ベーカリー

住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋184
電話 0460-85-8803

箱根登山鉄道の宮下駅にある2件のパン屋さんを回ったあと、せっかくココまできたのだからと大涌谷に寄ることにした。
大涌谷には、一つ食べると寿命が7年延びるという「黒たまご」が有名だ。

もう一件「箱根ベーカリー」に寄ろうと思っているが、まだ11時なので時間に余裕がある。
再度、箱根登山鉄道に乗り、強羅へ向かう。

強羅駅にて、駅員さんに駅周辺でパン屋さんがないかリサーチ。
なんと、強羅駅周辺にはパン屋さんがないらしい。

残念。

気を取り直して大涌谷に向かう。

ケーブルカーを降りて、大涌谷駅の近くの売店で「黒たまご」を購入。
行儀が悪いと思ったものの、1つ食べる。
まだ、あたたかく、添付されている塩をふりかけて食べると相変わらずおいしい。

ふと、大涌谷の大型専用駐車場にとまっているバスを見るとハングル文字が見える。
どうやら、海外からの旅行者のようだ。

噴煙地近くの玉子茶屋へ向かう途中でも、アジア系の会話が聞こえる。
箱根は海外の方にも人気なようだ。

玉子茶屋から帰る途中、なにやら放送が聞こえてきたがよく聞こえない。
再度、放送があり、よく耳をすますと「いのしし退治をするので気をつけるように」とのことだ。
びっくり。

「黒たまご」も食べたし、箱根湯元へ戻り、温泉へ行くことにした。
途中、おなかが空いたので「カフェレストラン旬幸」にてソバを食べる。
帰りの箱根登山鉄道は、学校帰りの学生と旅行者で結構込んでいた。

箱根湯元につき、時計を見ると、2時10分。
あとは温泉へ行ってパン屋へ寄るだけなので、2時間ほど見ておけば大丈夫だろうと時刻表を見る。
ちょうどいい午後4時48分発のロマンスカーがあり、切符を買う。

切符を買ってから、ガイドブックでよさそうだった日帰り温泉のある「一休」へ向かう。
地図を見ると「一休」から箱根ベーカリーは近いようなのでちょうどいい。
「一休」へ向かう途中、「箱根ベーカリー」の出張販売所みたいなところがあった。
ラッキーだ。
しかし、中に誰も人がいない。
今日は休みなのだろうか?

あきらめて「一休」へ向かう。
が、ここでありえない自体が発生。
なんと工事中により休みで、明日から営業再開。

ついてない(笑)。

すでに切符を買ってしまっているので、予定外のことがあると困る。

パン屋をとるか温泉をとるかで温泉に軍配。
来る途中にあった、箱根の森おかだの「湯の里」へ向かう。

時間がなかったのであわただしく温泉に入る。
滞在約50分。
着替えなどがあるので、温泉へは30ほどしか入れなかった。

箱根の森おかだの「湯の里」を出て時計を見ると、ロマンスカーの出発時間まで約50分。
ここから歩いて15分から20ほどかかる。
途中の箱根の有名なおそば屋さんの「はつ花」で、そばをお土産に買っていくつもりなので時間がない。

「はつ花」を目指して歩いている途中、もういちど先ほどの「箱根ベーカリー」の出張販売所をのぞく。
すると「箱根ベーカリー」は、「箱根湯本ホテル」に併設されていることが判明。
ここから「箱根湯本ホテル」は徒歩2分ほど。
行くしかないと、「箱根湯本ホテル」のフロントへ。

フロントにて箱根ベーカリーの事ををたずねると、「箱根ベーカリーはこちらの本館ではなく、別館」とのこと。
別館に行く時間がないのであきらめモード。
すると、別館へは本館からエレベーターをあがり、渡り廊下を通って再度エレベータを使えば行けるという。

時間がなかったので、渡り廊下などは小走りで通り過ぎる。
「箱根ベーカリー」につくころには少々息が上がっていた。

さっそく竜神あんぱんを探すも、箱にはいって5個入り。
値段もそこそこ。
どうしようか悩みながら店内を見ると、大き目のクロワッサンを発見。
こちらのクロワッサンを買うことにした。

無事にパンも購入し、来た道を小走りで帰る。
この時点で電車の発車時刻まで30分しかない。

急がねば。

途中で「はつ花」新館による。
お土産を買い、いざ会計というところで、レジが不調に。
お店の人があちこちいじってみてみるものの、動かない。

時計をみて固まる。
やばい、あと15分しかない。

結局、レジへの打ち込みはあきらめ、電卓にて計算。
なんとか会計をすませ、駅へ急ぐ。

時間がないのに、何を思ったか途中で梅干を購入。
会計をすませ、駅までダッシュしてなんとか5分前に到着した。

心臓がバクバクいいながら電車に乗車。
ロマンスカーが発車するやいなや、「箱根ベーカリー」で購入したクロワッサンを食べた。

買ってきた甲斐があった。
おいしいのなんの。

一口食べると、バターの香りがふわっ。
外はパリっとしていて、なかがもちもちで食べごたえがある。
あと3つは食べれそうだ。

「箱根ベーカリー」さんへ寄れないとあきらめかけていたが、なんとか立ち寄ることができて本当によかった。

(文:ゆう)

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